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無痛分娩の費用はいくら?基礎知識と費用を抑えるポイントを解説!

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こんにちは、さとぽんです!

辛かったつわりが落ち着いてくると出産をいよいよ意識し始め、無事に出産できるのかと不安になるママもいるのではないでしょうか?

できる限り出産の痛みや不安を抑えたいと考えているなら、「無痛分娩」が一つの選択肢となります

筆者の妻も2人の子を産む時に無痛分娩を選択しましたが、不安と体への負担を抑えて無事に出産し、退院後の回復も早く、産褥期が終わる頃には普通に日常生活をすることができるようになっていました

そこで今回は、「無痛分娩」について、基本知識や費用について詳しく解説します

無痛分娩の基礎知識

妊娠から入院までの流れ

無痛分娩を行うためには麻酔医がいる産院でしかできないため、対応している産院を選ぶ必要があります

妊娠が分かった段階で産院を選ぶ必要があるので、無痛分娩の費用やメリット・デメリットをよく確認し、ご家族と相談して決めましょう

産院側でも事前準備が必要なことが多いため、出産予定日よりも前に分娩予定日をあらかじめ決めておく計画分娩が一般的です

入院のスケジュール

入院のスケジュールは次の図のように進みます

①入院時診察

入院手続き後、妊婦の状態を確認する診察が行われます

②子宮口を広げる処置

計画分娩の場合には陣痛促進剤を使って陣痛を促しますが、前日からバルーンと呼ばれる器具を挿入します

バルーンで子宮口を広げてすんなり赤ちゃんが出てこれるようにこの処置を行います

③陣痛促進剤の投与(当日)

計画分娩だと、出産日に陣痛がぴったり来るとは限らないので、陣痛を促進するお薬を投与します

陣痛の間隔がしっかりと短くなってくるまでは麻酔薬は投与しません

この段階で痛みを抑えると、陣痛自体が弱まる可能性があるので、しばらく耐える必要があります

④麻酔薬の開始

陣痛の間隔が短くなってきたら、硬膜外腔にカテーテルを挿入し、麻酔を開始します

麻酔薬注入後、数分程度で痛みは和らぎます

分娩中には、定期的に血圧と胎児の心音を確認しながら、必要に応じて麻酔を調節してくれます

痛みはどのくらい取れるのか?

無痛分娩では、硬膜外麻酔という方法が一般的に用いられます

 この麻酔は、背中に細いカテーテルを挿入し、そこから麻酔薬を投与することで、痛みを軽減します

ただし、完全に痛みを取り除くわけではなく、最低限の感覚を残すように調整され、母体はリラックスした状態で出産に臨むことが可能です

さとぽん

実際に無痛分娩で出産して、痛みはどうだった?

痛みは全く無くなるわけじゃないけど、分娩中にも普通に会話できるくらい余裕があったね(笑)

日本産科麻酔学会によると、無痛分娩を受けた多くの母親が「ひどい痛みをほとんど感じなかった」と回答する方が多いようです

ただし、麻酔後でも圧迫感や不快感を感じる人もいるようで、痛みの感じ方には個人差があります

出典:Q13. 硬膜外無痛分娩のメリットはなんですか?|日本産科麻酔学会 無痛分娩Q&A

赤ちゃんへの安全性

痛みがだいぶ抑えられるのは分かったけど、赤ちゃんに影響はないのか?という点は気になるかと思います

無痛分娩が胎児に与える影響については、多くの研究が行われています

現在主流の麻酔薬は、薬が一部胎児に移行するものの、胎児の心拍数や呼吸状態、筋緊張、意識状態などに異常は見られません

出典:Q16. 硬膜外鎮痛を受けると赤ちゃんに影響はありませんか?|日本産科麻酔学会 無痛分娩Q&A

つまり、大規模な研究でしっかりと安全性が確認できているということです

また、19歳までの学習障害の有無を調べた長期的な研究でも、無痛分娩と通常分娩の間に差はないと結論付けられています

無痛分娩にかかる費用はいくら?

無痛分娩の費用は、自然分娩に比べて一般的に約20万円ほど高くなることが多いようです

例えば、ある産婦人科では、無痛分娩の費用が61万円から70万円程度とされています

これは正常分娩が50万円程度と考えると、10万〜20万円ほどが無痛分娩の上乗せ分といえます

費用が高くなる理由の一つは、麻酔科医による専門的な技術と管理が必要であることです

 一方、別の医療機関では無痛分娩のオプション代として

  • 初産婦では15万円
  • 経産婦では7.5万円の追加費用

となっており、地域や医療機関のサービス内容によって大きく変動します

無痛分娩を選択する場合は、複数の医療機関の費用やサービス内容を比較し、自分に合った選択をしましょう!

無痛分娩費用を抑える方法

無痛分娩を選択した場合、出産育児一時金でカバーしきれない額には医療費控除が適用されます

例えば、無痛分娩に73万円かかり、他の医療費で年間8万円を支払っていた場合

つまり、21万円の医療費控除(所得控除)が受けられます

医療費控除を受けるには確定申告をする必要があります

確定申告はこちらの記事で詳しく解説しています

まとめ

無痛分娩は、出産時の痛みを軽減し、母体の負担を軽くしてくれる選択肢になるでしょう

費用面では自然分娩に比べて追加負担が発生しますが、さとぽん自身はその価値は金額以上に感じました

適切な情報を基に、費用や安全性、医療機関をどこにするかなど、ご家族と一度話し合ってみるといいでしょう

この記事を通じて、無痛分娩に関する疑問や不安が少しでも解消されれば幸いです

以上、さとぽんでした!