こんにちは、さとぽんです。

「せっかくNISAで始めたオルカン(オール・カントリー)が値下がりしている…」「このまま投資を続けて大丈夫かな?」

画面に映るマイナスの数字を見ると、誰でも心拍数が上がってしまうものです。

まりりん

ねぇ、見て…。私のNISA、昨日から数万円もマイナスになっちゃった。これ以上減る前に、一度売ったほうがいいのかな?

さとぽん

マイナスの数字を見ると怖いよね。でも大丈夫、実はここが『資産が増えるかどうかの分かれ道』なんだ。落ち着いて対策を確認してみよう!

結論からお伝えすると、「オルカンの暴落」は資産形成の失敗ではありません。むしろ、将来の利益を大きく育てるための「絶好の仕込み時」になる可能性が高いのです。

今回は、ファイナンシャルプランナーの視点から、暴落時に「絶対にやってはいけない行動」と、心を落ち着かせるための対策を分かりやすく解説します。

なぜ「オルカン」は暴落しても持ち続けるべきなのか?

理由:世界経済の成長は「右肩上がり」の歴史だから

オルカンが投資しているのは、日本を含む全世界の約2,800もの企業です。過去数十年、ITバブル崩壊やリーマンショック、コロナショックなど、何度も「もう終わりだ」と言われるような大暴落がありました。

しかし、そのたびに世界経済は力強く復活し、最高値を更新し続けてきました。暴落は、いわば「成長のための深呼吸」のようなものです。

全世界株式(MSCI ACWI)の1987年から2025年までの長期推移グラフ

例:過去の暴落時に「やめた人」と「続けた人」の差

例えば、リーマンショックの時に怖くなって売ってしまった人は、その後の大きな回復局面(利益)を取りこぼしました。

一方で、淡々と積み立てを続けた人は、安くなった時期にたくさんの「口数(投資の持ち分)」を買うことができたため、数年後には資産を数倍に増やすことができています。

つまり、暴落時にも付き合って市場に居続けることこそが、後の大きな利益につながります。

NISAで絶対にやらないほうがいい5つの行動

暴落でパニックになりそうな時こそ、以下の5つの行動だけは避けてください。

1. 怖くなって売ってしまう(狼狽売り)

一番もったいないのが、価格が下がったところで売却して「損を確定」させてしまうことです。

投資信託は売らなければ、ただの「評価額の下落」に過ぎません。価格が戻るのを待てるのが、長期投資の強みです。

2. 積み立て設定をストップする

「もっと下がるかも」と思って積み立てを止めるのは逆効果です。

暴落時は、いつもと同じ金額で「より多くの量」を買えるバーゲンセール期間。ここで買い続けることで、平均購入単価を下げることができ、将来の利益が出やすくなります。

ドル・コスト平均法で暴落時に安く多く買う仕組みの図解
まりりん

えっ、安くなっている時こそたくさん買えるから、むしろチャンスってこと?

さとぽん

その通り!スーパーのセールで喜ぶのと同じ感覚でいいんだよ。

3. 毎日何度もアプリで資産残高を確認する

値動きを気にしすぎると、メンタルが削られます。投資のプロでも暴落時は嫌な気持ちになるものです。

特にNISAは10年、20年スパンの付き合いになります。

「今は冬眠の時期」と割り切って、アプリをアンインストールするくらいの気持ちで距離を置きましょう。

4. 「もっと儲かりそうな商品」に乗り換える

オルカンが下がっている時に、SNSで流行っている「特定の国の株」や「レバレッジ型の商品」に飛びつくのは危険です。

隣の芝生が青く見えるのは、自分の心が弱っている証拠です。

オルカンの強みは「分散」です。迷った時こそ、初心に帰りましょう。

5. 生活費まで投資に回してしまう

暴落時に一番怖いのは、生活に困って「売りたくないのに売らざるを得ない状況」になることです。

投資はあくまで余剰資金で行うものなので、家計が苦しいのに無理をして投資を続けるのは本末転倒です。

暴落時に「心の余裕」を持つための2つの対策

「理屈はわかったけど、やっぱり不安……」という方は、以下のステップを踏むと強メンタルを保つことができます。

① 「投資心理」を学んでメンタルを武装する

投資で一番の敵は、市場の暴落ではなく「自分自身の恐怖心」です。先人たちがどうやって暴落を乗り越えてきたのか、その歴史や心理を本で学ぶことで、「今は嵐が過ぎるのを待つ時だ」と冷静になれます。

おすすめの学び: 投資のテクニックよりも「長期投資のマインド」が身に付けられる1冊です!ぜひ読んでみてください。

② 家計の「見直し」でより強固にする

もし暴落がおきた時にストレスで夜も眠れないなら、それは「リスクの取りすぎ」のサインかもしれません。

投資(攻め)に不安がある時こそ、家計を見直して「何かあっても大丈夫」という土台を固めるのが有効です。

無駄な保険料を削って浮いたお金を「現金」として持っておくだけで、投資の暴落に対する耐性は驚くほど高まります。

投資の土台となる強固な家計・生活防衛資金・投資の優先順位(ピラミッド図)
まりりん

なるほど。投資だけじゃなくて、家計全体のバランスを見直すと安心感が出るね。

さとぽん

守りが固まると、少しくらいの暴落じゃ動じないメンタルが手に入るよ!

まとめ:暴落は「資産を増やすための通過点」

オルカンの暴落に直面した時、あなたがすべきことは「何もしないこと」です。

  1. 売らない
  2. 止めない
  3. 見すぎない
  4. 浮気しない
  5. 生活を第一にする

この5つを守るだけで、大失敗を避けることができます。

世界経済の成長を信じて、ゆったりとした気持ちで次の上昇局面を待ちましょう。

「もし、どうしても不安で家計全体を見直したい……」 そんな風に投資の数字に一喜一憂してしまうのは、家計の「土台」に不安があるからかもしれません。

以上、さとぽんでした!